• ジャージの価値を上げるのは
    選手の役目やと思う

  • アウトドアという概念もなかった時代から、狩猟を行う人々のためにバッファローチェックを生み出したアメリカ最古のアウトドアブランド、WOOLRICH。いつからか定番と呼ばれるようになったその柄は、本来の用途を超え、現在も世界中で愛され続けている。自由でインディペンデントなマインドで、狩猟用のウエアに新たな価値を築き上げたブランド同様に、自分らしく人生を切り拓く各界のパイオニアへのインタビュー連載第5弾。今回は昨年のW杯での大活躍も記憶に新しい堀江翔太の登場だ。ラグビーを愛し、ラグビーと共に生きる男のパイオニアスピリットに迫る。

  • ―今日はユニフォームではなく普段着ですが、普段はどんな格好をすることが多いですか?

    古着が好きなんです。最新のスポーティな感じの服装はしてないですね。だから古着との相性もいいバッファローチェックのシャツも大好きで自分でも持っています。ただ呼び方を知らなかったので、“太めのチェック”って呼んでました(笑)。ウールリッチが元とは全然知らなかったです。

    ―今日着たバッファローチェックのウエアはいかがでしたか?

    暖かったですね。これ1枚だけでも過ごせそうです。思った以上にサイズもぴったりです。いつもは3XLのサイズなどを着てるんですが、丈が長すぎたりして困るんですよね。こんなにちょうどいいのはなかなかないです。

  • ―ウールリッチはアメリカ最古のアウトドアブランドなのですが、堀江さんはアメリカにどんなイメージを持っていますか?

    遠征でしか行ったことはないんですけど、自由な国というイメージはあります。自分のカラーを恥ずかしがらずにアピールするし、内容がよければ賞賛される。個性が強いですよね。スタジアムもスケールが違うんです。超巨大なスクリーンがあったり、ビュッフェがあったり、めちゃくちゃ広いバーがあったりして、お客さんはそこでお酒を飲みながら試合を楽しんでる。すべてが壮大でデカかったですね。

  • ―海外といえば、堀江さんは日本人FWとしてはじめてインターナショナルプロラグビーリーグのスーパーラグビーでプレイされた選手です。なぜ海外でプレイしようと思ったのでしょうか。

    2011年のワールドカップに出させてもらったんですけど、結果がすごくよくなかったんです。全然納得できなくて、なんとか自分を成長させないといけないと思って、スーパーラグビーを目指しました。海外に出ることによって、日本ラグビー界にもいいことが何か必ずあるだろうという気持ちもありましたね。

    ―そう思ったのは、やっぱりラグビーが好きだからですか?

    そうですね。今も変わらず、自分が成長したいという思いだけです。

  • ―バッファローチェックのウエアは元々は狩猟用に作られたものなので、ワークウェアとしても機能的なんです。堀江さんにとってのワークウェアはジャージ(ユニフォーム)だと思いますが、どんなこだわりがありますか?

    僕はジャージは機能性があったらなんでもいいんです。デザイン性は求めていない。ジャージの価値を上げるのって選手の役目やと思うんです。見た目がダサくても、そのチームが強くて、すごい選手がいて、人間性がよければ、たとえダサいジャージでも、見てる人や子供たちは「かっこいいジャージやな」と思ってくれるはずなので。いくらカッコよくても弱かったら、人気は出ないですから。

    ―今後の活動の予定を教えてください

    ラグビーを変わらずやっていきますので、ラグビーを応援してほしいですね。コロナでトップリーグも今年は1回も試合ができなかったので。来年1月からシーズンが始まる予定なので、ぜひラグビーを楽しんで見てほしいなと思います。

    モデル着⽤:Vintage Buffalo Check Shirt
    [Reference Item] by WOOLRICH

  • 堀江翔太 1986年生まれ。日本を代表するフッカーとして、これまでに3度のW杯に出場。日本人FWとしてはじめてスーパーラグビーでプレーするなど、日本ラグビー界の発展のために新たな道を切り開いてきた。現在はパナソニック ワイルドナイツに所属。ドレッドヘアが特徴。180cm、104kg。